血迷ったセブンイレブン 日本はどこまで飲酒の問題に逆行すれば気が済むのか?
セブンイレブンがビールサーバーを導入することで話題になっているが、私はどうしても受け入れられない。
近年、飲酒運転をはじめとする飲酒関連の問題を解決しようと動きを見せているが、私には口先にしか見えない。
日本人は飲酒問題が削減されない根本的な理由を分かっていない。でも簡単なことだ。
お酒が手に入りやすいからいけないんだ。
日本は最早お酒の無法地帯。未成年の飲酒禁止以外に、お酒の販売や広告を規制する法律が何一つない。先進国では異常なレベルだ。
このせいで、お酒が手に入りやすい状況が生まれ、飲酒問題を誘発している。
なぜ私がこう考えるのか?
YouTubeにこんな動画がある。
なぜ日本には肥満が少ないのか?という内容で、要約すると以下の通りになる。
「アメリカに肥満が多いのは、健康な食品が手に入りにくいからだ。アメリカでは、お手頃な価格で購入できる食品は不健康なものばかりで、健康な食品となるとどうしても価格が高くなってしまい、気軽に買えない。
一方、日本に肥満が少ないのは、健康な食品が手に入りやすいからだ。アメリカとは違い、お手頃な価格で健康な食品が買える。勿論、日本にも不健康な食品はある。しかし、それと同じくらいに健康な食品が手に入りやすいから肥満が少ないのだ。」
つまり、日本は健康な食品が手に入りやすいという環境のおかげで肥満が少ない状況を作れている。
では、これをお酒に当てはめてみるとどうか?
日本で飲酒関連の問題が減らないのは、日本が根本原因であるお酒が手に入りやすい環境であるからに他ならない。
先ほども述べたが、日本には未成年の飲酒禁止以外にお酒の販売や広告を規制する法律が皆無に等しい。これほどまでにお酒が手に入りやすい環境だから、飲酒問題がなくならないのではないか。
しかし、日本は飲酒問題の削減のために取り組んでいることは、罰則の強化ばかりが目立ち、私と同じ考えをもっている人がいるとはとても思えない。
そして、ただでさえ今でもお酒が手に入りやすい状況にあると言うのに、セブンイレブンはビールサーバーを導入して、さらにお酒を手に入れやすい状況を作ろうとしている。
明らかに飲酒問題の解決に逆行している。
私は人生で初めて、自宅の最寄りのコンビニがセブンイレブンじゃなくてよかったと思いかけた。
今回のセブンイレブンの取り組みは、決して容認するべきではない。